これらの資料は、株式会社 IHI 広報・IR室から著作権の許諾を戴いて収載しています。
|
|
なお、無断転載はご遠慮願います。 |
石川島重工業株式会社108年史(抜粋) |
昭和36年2月1日発行 |
P306〜P308 |
第6節 造機部門の製造実績
(鉄道車両及び電気機関車) |
|
|
車両工場の業務開始とともに明治30年(1897年)9月、関西鉄道株式会社注文の6t積み有蓋貨車20両を製作した。同社へはのちに10t積み家畜車・8t積み有蓋緩急車を納入した。
明治31年、九州鉄道株式会社から多数の石炭車の発注があり、当社は汽車製造合資会社など5社と共同して、8t積み鋼製石炭車1,282両を請け負い、そのうち401両を製作した。石炭輸送には、はじめ無蓋貨車が使用されたが、同社は、明治28年以降石炭専用貨車を採用して、木製炭箱から鉄製炭箱へ改良した。同社はついで手用制動機付きの同型車100両を制作・納入した。いずれも炭箱は漏斗状・開底式であった
制作の際、浦賀分工場の機械を一部本社・工場に移し、鉄板の穴抜き機・裁断機・圧搾機などを使用する機械作業により、標準形状の石炭車をわずか4か月で製作完了したことは、当時記録的なことであった。
これらの石炭車は筑豊炭田産出の石炭を若松港へ運搬するために使用された。その後、当社は九州鉄道株式会社が明治40年(1907年)7月、国有鉄道に買収されるまで15t積み同型石炭車・14t積み石炭緩急車などを大量に納入した。
一方、蒸気機関車については、軽便鉄道用機関車を製造した。
明治31年(1898年)、足尾銅山へ軽便鉄道用電気機関車10台を制作納入した。これは、小型ではあるが本邦最初の電気機関車である。 明治35年には、海軍省の下命により軽便鉄道用7t蒸気機関車7台を制作した。同40年、軽便鉄道用7t蒸気機関車20台及び5.5t蒸気機関車を制作し、大日本軌道株式会社へ納入した。関連工事として鉄道院の信号機・連動装置を制作した。 |
|
|
|
|
80年史に掲載されている写真 |
|
|
|
|
P872 |
年表 |
|
明治40年(1907年) |
|
|
12月 |
大日本軌道株式会社注文軽便鉄道用7t蒸気機関車20台及び5.5t蒸気機関車製作 |
|
|
株式会社 IHI のパンフレットで紹介されている写真 |
|
「IHIものづくり館アイミューズ」
パンフレットに掲載されている写真 |
|
|
「IHIものづくり館アイミューズ」
東京都江東区豊洲3−1−1 豊洲IHIビル内1階
TEL:03-6204-7032 FAX:03-6204-8614
URL:http://www.ihi.co.jp/i-muse/ |
「石川島資料館」
東京都中央区佃1-11-8 ピアウエストスクエア1階
TEL:03-5548-2571 |
|
東京石川島造船所50年史(抜粋) |
|
昭和5年12月30日発行 |
P100 |
|
・・・・また海軍省の下命により |
|
七噸蒸汽機關車七臺を、四十年には、大日本軌道株式會社の註文により同型の機關車約二十臺をも製造したり。 |
|
|
|
|
|